第4回 価値観と役割に基づいた目標を設定する
役割から目標を考える
前号で価値観が定義できたと思いますので、今号は何をすべきか目標を設定します。
目標とは、あなたが到達したい場所や状況が具体的に表現された地点です。目標を達成する期限を含め、目標を具体的に設定することで、行動に結び付けやすくなります。
目標を設定する際、ぜひ行っていただきたいのが、価値観を実現するための役割について考えていただくことです。
あなたの価値観が「他者に貢献すること」だった場合、役割ごとに目標は変わってくるでしょう。例えば、ビジネス・パーソンという役割において、その価値観を実現するために「ファイナンシャル・プランナーの資格を取得する」、などという目標を考えることができるでしょう。
私たちは、普段意識している以上に多種多様な役割を担っているはずです。
例えば、会社員、企画、開発、営業、上司、部下、友人(親友、サークル仲間、先輩、後輩など多数)、妻(夫)、母親(父親)、娘(息子)、叔母(叔父)、地域の住人、ペットの飼い主、よく行く店の常連などもあるかもしれません。
目標を設定する際は、こうした役割についても考えてください。仕事における課長という役割に基づいた目標、母親という役割に基づくプライベートな目標など、あなたが果たしている役割によって、目標は異なるからです。
役割とステークホルダー
役割には必ずステークホルダーがおり、それぞれ期待されることや責任を伴います。役割を考えるうえで重要となるのは、自分が自分に対して考える役割と、ステークホルダーが自分に対して抱く役割が一致しているかどうかということです。それが目標を設定するために大きく影響します。
人は与えられた仕事についてはいろいろと考えますが、役割というアプローチから仕事の意義や目標を考えることはほとんどないのではないでしょうか。そこに解決すべき問題や課題、対応すべきニーズが存在していることにもほとんど関心を向けていない可能性があります。
役割とは課題やニーズに対応するものであり、それはあらゆる事柄に当てはまります。例えば、クライアントからは、「新しい企画の提案」を期待されているのに、「オペレーション的な仕事」ばかりしていたのでは、ニーズと自分の考える目標がずれていることになります。





